体験してほしいこと2026.06.06
大村に新しいカルチャーを。BMXとSUPが「人と人をつなぐ」コミュニティ|CRANK 富本星太さん、祐太郎さん

長崎県大村市。
穏やかな大村湾のそばに、BMXとSUPを通して人と人をつなぐ場所があります。
兄弟で営むショップ兼コミュニティスペース「CRANK」です。
荒れた元水産加工場を自分たちの手で改装し、“誰でも挑戦できる場所”をつくり上げた二人。
そこには、単なるスポーツ施設ではない、「熱中できる居場所」がありました。
“遊び”から始まったCRANK
お二人が大村で動き出して10年になるそうです。
CRANKを始めるきっかけになったのは、「バイクポロ」との出会いでした。
友人に誘われて遊び感覚で始めたものの、練習を重ねるうちにどんどん夢中になっていったといいます。

「もっと練習できる場所が欲しい」
そんな想いから、自分たちで場所づくりを始めました。
現在のCRANKがある建物は、もともと牡蠣などを扱う水産加工場。
草木が生い茂り、周囲から「本当にここでやるの?」と言われるほど荒れた場所だったそうです。
それでも兄弟で少しずつ手を加え、一から作り上げていったのが今のCRANK。
特にこだわったのは、BMXのフラットランド競技がしやすい“水平でフラットな空間”でした。
長崎県内で、BMXショップと室内練習場を兼ね備えた施設は唯一だといいます。
BMXは「競う」より「高め合う」カルチャー
CRANKでは、BMXスクールや体験イベント、SUP体験などを運営しています。
中でも印象的だったのは、二人が語るBMXカルチャーの魅力でした。
「BMXは、誰かを蹴落とすスポーツじゃないんです」年齢や性別に関係なく、技が成功すればみんなで喜び、失敗しても励まし合う。
大会でも、会場全体が選手を応援する温かな空気があるそうです。

競技人口が限られているからこそ、全国の大会で自然と仲間が増えていく。
BMXを通じて、地域を越えた”つながり”が生まれていきます。
さらに、BMXは音楽やアート、ファッションなどのストリートカルチャーとも深く結びついています。
「子どもたちの感性もすごく育つと思います」
実際にスクールへ通う子どもたちの中には、誕生日プレゼントにゲームではなく“自転車のパーツ”を欲しがる子もいるのだとか。
「この子が夢中になれるものが見つかった」
スクールには子どもだけでなく、親世代の参加者も多いそうです。
子どもが始めたのをきっかけに、「自分もやってみたい」とBMXに挑戦する保護者も少なくありません。

CRANKは単なるスクールではなく、“コミュニティ”としてのつながりが強い場所でもあります。
遠方からゲスト講師を招いたイベントを開催したり、食事会をしたり。
時には米作りや釣り、SUPなどを一緒に楽しむこともあるそうです。
そんな活動の中で、保護者から言われて嬉しかった言葉があります。
「子どもが熱中できるものが見つかって良かった」
運動神経が良いかどうかではなく、“その子に合うかどうか”。
これまで何にも興味を示さなかった子が、BMXだけには夢中になり、毎日練習するようになる。
そんな変化を、二人は何度も見てきました。
大村湾だからできるSUP体験
CRANKではSUP体験も行っています。
SUPの魅力は、大村湾という環境にありました。
波がほとんどない大村湾は、初心者でも安心して楽しめる穏やかな海。
ゆったりと景色を眺めながら、水上を進むことができます。

空港近くまで漕いでいけば、飛行機を真下から見ることもできるそうです。
「大村湾って、実はすごく綺麗なんですよ」
地元の人でも知らないような景色を、SUPを通して体感してほしいと話します。
正反対だからこそ、うまくいく
兄弟で活動する中で、二人は「性格も得意分野も真逆」だと笑います。

星太さんは、イベントの打ち合わせや経営、自動車整備などを担当。
一方、祐太郎さんはBMX指導に加え、資料づくりやSNS運用などパソコン作業が得意なのだそうです。
お互いにできない部分を補い合うことで、自然と役割分担ができているといいます。
BMXを通して広がるコミュニティ
CRANKのスクールには、子どもだけでなく親世代の参加者も多く通っています。
最初は「子どもが始めたから付き添いで来ていた」という保護者が、「自分もやってみたい」とBMXを始めるケースも少なくないそうです。
そこには、単なる“習い事”とは少し違う空気があります。技ができた時にはみんなで喜び、年齢に関係なく自然と会話が生まれる。
いつの間にか、生徒同士だけでなく家族ぐるみのつながりもできていくといいます。

BMXをきっかけに、人とのつながりや新しい遊びが広がっていく。
CRANKは、そんなコミュニティの中心にもなっていました。
海と自然が身近にある暮らし
お二人の趣味は、兄弟そろって釣り。
星太さんは、3歳の娘さんと過ごす時間も大切にしているそうです。
自然の中で遊ぶことや、海の近くで過ごすことが、今の活動にもつながっているように感じられました。
SUPやBMXだけでなく、釣りやアウトドアを楽しむライフスタイルそのものが、CRANKの空気感をつくっているのかもしれません。
「住みやすいまち」大村の魅力
お二人に大村の魅力を聞くと、「利便性が良く、住みやすいところ」という言葉が返ってきました。
空港や高速道路へのアクセスも良く、自然も身近。
さらに「子育てがしやすい環境」だと感じているそうです。
そんな大村の中でも、特に好きな場所として教えてくれたのが、CRANKのすぐ先にある堤防でした。
穏やかな大村湾を眺めることができ、特に月が綺麗な夜には、海面に月明かりが反射して幻想的な景色が広がるそうです。
SUPで海へ出るからこそ見える、大村湾ならではの景色。
日常のすぐそばに、そんな特別な時間があることも、このまちの魅力なのかもしれません。
また、「硝子の砂浜」で知られる森園公園もおすすめスポットのひとつ。
再生ガラスを使用したキラキラと輝く砂浜は、大村ならではの景観として人気を集めています。
「地元の人でも、まだ知らない綺麗な景色がたくさんある」
CRANKの活動には、そんな大村の魅力をもっと知ってほしいという想いも込められていました。
“気軽に来れる場所”として
最後に、利用者へのメッセージを聞くと、二人はこう話してくれました。

「ぜひ一度、SUPやBMXを気軽に体験しに来てください!」
大村湾の景色。
仲間と高め合える空気。
夢中になれる時間。
CRANKには、“好き”を見つけられる場所がありました
CRANK
富本星太さん、祐太郎さん
住所:長崎県大村市黒丸町391-2
TEL:0957-51-6930
店舗営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日、その他イベントにより不定期で休みあり
HP:https://cranknagasaki.com/
Instagram:@bicycle_store_crank
オンラインショップ:https://crank-jp.com/






