抹茶の原料になる「碾(てん)茶(ちゃ)」を作る西九州で初の藁科(わらしな)蒸機と煉瓦炉を備えた工場で、お茶のために情熱を持って何にでも取り組むという思いを持った四人の茶農家が会社名にこの思いを込めて作り上げられました。

　抹茶へのこだわりは、お茶を栽培するための土など様々なところで工夫しているそうです。お茶は、それぞれの農家で味わいが違ったり、栽培する際の肥料が違ったりするため、お茶は「自分の作品」だと話されていました。

販売方法は、「長崎県産そのぎ抹茶」をネットを中心に販売していて普通に飲む抹茶や様々な業種とコラボレーションして加工したりできるようパン屋などにも営業にまわり、店頭に置いてもらったりしているそうです。
客層は、高齢者が多いですが、最近では30代のかたなど若い世代も購入しています。

四人のお茶農家の思いは、お茶を急須で飲む文化が薄れてきていて、最近ではペットボトルのお茶を飲む人が多いため、お茶本来の味わいを感じられる価値のあるお茶を飲んでもらいたいという思いを込めて抹茶を作っていると話されていました。取材した私たちにお茶を出してくださいました。実際に飲んでみて、お茶の味も香りもとても良く、飲んだ後も甘みを感じられてペットボトルのお茶とは格別に味が違いました。四人はとても仲が良いですが、お茶に関しては、良きライバルでもあるそうです。碾茶の知名度を広めるため、そして長期的価値のあるお茶を作るため日々研究を重ねられています。